全日本製造業コマ大戦

当社、日本コンピュータ開発はIT企業ながら、全日本製造業コマ大戦に出場してきました。

2013年2月8日に開催された大田区場所で初の試みとして、自社営業所のある海老名市の製造業と組んで出場しようと考え、大柴製作所様にコマの製作をお願いして出場しました。

大柴製作所様は、弊社の素人設計でも実現したいことを汲み取っていただき、さらには「コマの先端にベアリングを入れてほしい。」という弊社のわがままな依頼に対しても「ベアリングを入れると滑るからこうした方がいいかもしれませんよ。」といった改善案も提示していただきました。

その甲斐あって、大田区場所ではベスト４という成績を収めることができました。

また、2013年7月6日に行われた信州大学場所 県別対抗団体戦も製造を担当していただきました。本戦は残念ながら初戦敗退を喫してしまいましたが、本戦出場を決める神奈川県予選では見事同率１位を飾ることができました。

さらに、2013年8月9日に両国国技館で開催された国技館本場所では、今まで造ってきてもらった低重心のコマから離れて、重量感を出してもらうように、大柴製作所様にご依頼しました。

大きなコマが相手でも当たり負けしないよう、高さを調整するのにご苦労されていたようですが、プロの技術で仕上げていただき、見事国技館本場所で優勝を飾るコマを製作していただきました。現地に行けなかった社員も結果を聞いて大喜びしていました。

大柴製作所様ありがとうございました。

これまでは製造担当としてコマを製作してきましたが、2014年02月01日に開催されたG3 相模原場所では、「大柴製作所」として初の単独で出場してまいりました。
今回の相模原場所は、台風の影響で延期になってしまったこともあり、いい結果を残せるように延期された期間でさらなる改善を施し、社内予選を勝ち抜いた厳選したコマで大会に臨みました。しかし、結果は善戦したものの2回戦敗退という結果に終わってしまいました。
トーナメント形式で行なわれた相模原場所の初戦を勝ち進み、2回戦にコマを進めました。2回戦の相手は、2014年01月30日のG2 南関東ブロック予選、2013年11月16日G3 プレ世界大会 in 八王子【規定部門】で優勝を収めている千葉の強豪、有限会社 斉藤プレス様のチーム「あずき」。

1投目、最初は弾き合っていましたが、やがて落着き真ん中で接した状態で回り始めました。しばらくそのままの状態で回り続け、最初にバランスを崩したのは「あずき」の方でした。その後すぐ私たちのコマもバランスを崩し、どちらが先に止まってしまうかという接戦の末、「あずき」の粘り勝ちになりました。2投目は最初からどちらも真ん中で接した状態で回り始めました。２投目も同じような状況で、「あずき」が先に崩れ、「あずき」が最後まで残るという結果になりました。

2回戦で私たち「大柴製作所」に勝利して勝ち進んだ「あずき」は、そのまま順当に勝ち進んでいき、見事優勝という結果を収めました。「あずき」の皆さんおめでとうございます。
今回は、2回戦敗退という結果になりましたが、優勝チームに善戦できたということで自信を得ました。この自信を活力にし、次回は優勝出来るように励みたいと思います。

今回の大会は2014年2月1日に開催された相模原場所に引き続き、「大柴製作所」として単独出場をしてまいりました。
本大会は神奈川県厚木市に新設された複合施設「アミューあつぎ」のオープニングイベントの一環として行なわれた特別大会でした。
また、今回は規定部門の他に単独回転部門もあるため、長時間回るように内側はアルミ、外側は銅タングステンと中は軽く、外は重いコマを製作し大会に挑みました。
規定部門の一回戦の対戦相手は、株式会社ニットー様のチーム「ニットー チームくるみる」。ニットー様は、国技館本場所の決勝で対戦した強豪チーム。初戦は突破したいと緊張して臨んだ結果、その緊張が相手にも伝わったのか、弊社のコマの方が長く回り続け、二回戦進出を決めました。

続く二回戦の浅井製作所様のコマはネジ屋さんならではの形をしており、側面からネジの頭が出ていて回転するとそのネジ頭で相手を弾くようになっています。弊社のコマも弾かれてしまい、あっさりと負けてしまいました。
相模原場所の時には、長い時間回して善戦していたので、今回も長く回るようなコマにしてみましたが、今回は全体的に弾き合うコマが多かったように思いました。ちょっと出ない間に、出場するコマのスタイルが大きく様変わりしていたため、次回出場の際には回転時間に加え、重さ、形状を含めて考えないと勝てないなと感じました。
単独回転部門の方では4分54秒回し、順位は第8位。1位のチームは10分間回していたのでちょうど半分の時間しか回っていなかったことになります。ただ、全19チーム中8位という結果で、半分以上に入れたという点ではよかったかなと思いますが、社内でのベストタイムは6分半回っていたのでもう少し上を目指せたかもしれないという点においては、少し悔しい結果でした。